遺伝子組み換え作物、なぜ作れないのか【報告1】
世界の農業では新技術として遺伝子組み換え作物が注目されている。生産の拡大やコスト削減、農薬使用の抑制に重要な役割を果たすためだ。ところが日本は輸入大国でありながら、なぜかその作物を自由に栽培し、活用することができない。健康に影響するのではないか、栽培すると生態系を変えてしまうのではないかなど、懸念や誤った情報が消費者の間に広がっている。この問題を議論するために、アゴラ研究所は「第6回シンポジウム 遺伝子組み換え作物は危険なのか?」を今年2月29日に東京・内幸町のイイノホールで開催した。
続きを読む »遺伝子組み換え作物は危険なのか【要旨1】
池田・本日は専門家を招き、さまざまな視点から問題を考えます。まず「遺伝子組み換え」という言葉に私たちは、なじみがありません。説明をいただけますか。
田部井・私たちの食べる農作物はたいてい品種改良で作られています。遺伝子組み換えはその技術の一つです。品種改良は花粉を交配させ作ってきましたが、遺伝子組み換えは重要な形質を持つ遺伝子を持ってきて植物の種子に加えるというものです。
遺伝子組み換え作物は危険なのか【要旨2】
小島・農水省の中に、遺伝子組み換え作物の栽培の計画を持っている人がいました。ところが民主党政権が成立して、全部つぶれてしまいました。それがそのまま放置されている状況です。
続きを読む »バーモント州の遺伝子組み換え表示義務化、予期せぬ困難
3月26日記事(英語)。遺伝子組み換え作物がトウモロコシ、小麦などで9割を占める米国。東部で農業の少ないバーモント州で、全米初の表示義務化が試験的に始まっている。ところが流通が混乱しているという問題が発生した。
続きを読む »【言論アリーナ】遺伝子組み換え作物は危険なのか?【第5回シンポジウム】
2016年2月29日公開。「遺伝子組み換え作物はなぜ誤解されるのか」「なぜ日本で生産ができないのか」をテーマに、多面的な視点から考えるシンポジウムを開催した。出演は小島正美(毎日新聞編集委員)、田部井豊(農業生物資源研究所研究員)、有田芳子(主婦連合会会長)、小野寺靖(農業生産者、北海道在住)の各氏、司会は池田信夫(アゴラ研究所所長)。
続きを読む »シンポジウム 遺伝子組み換え作物は危険なのか?
アゴラ研究所は第5回シンポジウム「遺伝子組み換え作物は危険なのか」を2月29日午後6時30分から、東京都千代田区のイイノホールで開催します。環境、農業問題にも、今後研究の範囲を広げていきます。ぜひご参加ください。重要な問題を一緒に考えましょう。
続きを読む »【シンポ関連】遺伝子組み換え作物の七不思議
遺伝子組み換え(GM)作物に関する誤解は、なぜ、いつまでたっても、なくならないのか。1996年に米国で初めて栽培されて以来、「農薬の使用量の削減」などたくさんのメリットがすでに科学的な証拠としてそろっている。なのに、悪いイメージが依然として根強い背景には何か理由があるはずだ。
続きを読む »【シンポ関連】遺伝子組換え農作物は危険なのか
遺伝子組換え農作物が実用化されて20年以上が経過した。1996年より除草剤耐性ダイズや害虫抵抗性トウモロコシなどの商業栽培が開始され、2014年には世界の1億8150万ヘクタール(日本の国土の4.8倍)で遺伝子組換え農作物が栽培されている。
続きを読む »誤解だらけの遺伝子組み換え作物
今回のシンポジウムの参加者である小島正美さんが編集した書籍。今回のシンポジウムの論点をまとめている。
続きを読む »「非科学的な遺伝子組み換え作物論争に終止符を!」− 毎日新聞・小島正美記者に聞く遺伝子組み換え作物
PR企画。15年8月16日掲載。上記本の出版に合わせた広告記事だが、現状を短く、適切にまとめている。
続きを読む »遺伝子組み換え作物、危険という誤解を解く
日本最大級の言論サイト「アゴラ」を運営しているアゴラ研究所(所長・池田信夫)は、運営する環境・エネルギー問題での論説を集めたバーチャルシンクタンク「GEPR」(グローバル・ポリシーリサーチ)で、今後は新たに農業問題を取り上げていく。
続きを読む »生物多様性と遺伝子組み換え
農水省は現在、積極的に遺伝子組み換え作物について、積極活用の態度を示していない。一般向けサイトには、法令を羅列するのみ。
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