再エネで電気代が高騰したカリフォルニア
カリフォルニア州の電気代はフロリダよりもかなり高い。図は住宅用の電気料金で、元データは米国政府(エネルギー情報局、EIA)による公式データだ。同じアメリカでも、過去20年間でこんなに格差が開いた。
この理由は何か? 発電の構成を見ると、フロリダは石炭、ガス、原子力が主力になっていて、再エネは殆ど入っていない。対照的に、カリフォルニアは太陽・風力が急増した。石炭はほぼゼロであり、原子力は減少した。
日本はいま「再エネ最優先」を掲げ、大量導入を進めている。このままだとカリフォルニア同様に電気代がいっそう高騰するだろう。
なお、以上の図は米国の研究所Energy Policy Research Foundationから公開されているものだ。この研究所は、毎週、「今週の図」として切れ味のよい図を公表している。主に米国内のエネルギー事情に関する情報だが、登録すると、毎週メールで知らせてくれる。
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