Googleのコロナ検閲に抗議する
池田信夫氏の「グーグルはコロナ情報を検閲して科学的真理を独占する」という記事を読んだ。
確かに、Googleのコロナ検閲は世界を非科学的な方向に変えようとしている。
2020年1月31日の日経新聞を引用する。
WHOは新型コロナ流行初期、テドロス事務総長はアメリカなどの中国との渡航回避政策を念頭に以下のように述べた。
「まず我々は国際的な貿易と渡航の制限を勧めない。」
また、同じ記者会見の現場で緊急委員会のフサン委員長は以下のように述べた。
「国境封鎖などの対策をとっている国もあるが、科学的な根拠は何かと問いたい。我々は推奨しない。」
Googleのコロナ検閲は、上記のようなWHOの「コロナの世界的蔓延を促進した」大きな原因となった発言に対する批判をも封殺することになる。
「WHOは現在、上記のスタンスをとっていないので批判することは問題ない」という反論は成り立たない。なぜならば、Googleが掲げるポリシーには、時制に関係なく「公衆衛生当局やWHOのガイダンスの有効性に異議を唱えるコンテンツ」とあるからだ。付け加えるなら、WHOは上記の発言に対して、知る限り訂正や謝罪を一切していない。
また池田信夫氏が言う通り、「COVID-19は特定の気候や地域では拡大しない」という事実に裏打ちされた事象を前提になされた山中教授の「ファクターX仮説」をも検閲するという姿勢は、正気の沙汰ではない。
逆に、Googleが上記については「検閲しない」のであれば、「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の医学的に誤った情報に関するポリシー」の規制には、明らかな「作為ある不平等」が存在することになり、ポリシーとして成立しない。
上記からわかるのは、Googleは「WHOに盲従」し、「事実に裏打ちされた科学的仮説の検討をも封殺」する姿勢こそ善である、と言っている。
池田氏がGoogleを表し、「自由な言論の場であるインターネットを私物化し、科学的真理を独占するグーグルのポリシーは、中国共産党と同じである。」という見解に同意する。
Googleは、即刻ポリシーを見直すべきだ。
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