コロナ禍には大戦前の日本にあまりに共通点が多すぎて驚く
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コロナ禍は考えて見ると戦前と戦中の日本にとてもよく似ています。本日は一つ一つ例を挙げて類似点を明らかにしますよ。
戦前は軍人、いまは医者が「国民のために働いてくれる」として尊敬の対象
戦前の軍人は威張っていました。「兵隊さんはお国のために働く」と教育されていて、私利私欲などはないと思われていました。
貧乏な家で満足にご飯が食べられなくても軍隊に入ると優先的に食料が配布されて、腹一杯白飯を食べることが出来ました。田舎の農家では玄米しか食べられなかったので軍隊に入って白米とお新香と味噌汁だけを食べまくって脚気で死にまくったくらいです。日露戦争では戦病死者3万7200余人中、脚気による死亡者2万7800余人。実は軍医のお偉方だった作家森鴎外が、若い軍医が脚気は栄養失調だと主張したのを潰したのです。
当時の国家のリソースは軍人と軍備につぎ込まれていました。今の日本では医療費につぎ込まれています。
ちなみに日本の支出は100兆円強です。防衛費は5兆円程度です。
こうした国家の予算の大半を社会保障費につぎ込む現状で、圧力政治団体である日本医師会の会長が平気で「医療はもっとも重要な産業」とテレビでいってしまうわけです。戦前に「軍備はもっとも大切」と軍部はもちろん国民も主張したのと同じです。
戦前は軍隊が尊敬され、今は医者が尊敬されている。もちろん軍人にも素晴らしい人はいるし、医者も同様だ。しかし中には自らを特権階級と勘違いし、「偏差値が高いと医者になるべき」と信じて「専門家以外は黙ってろ」といい、「経済などどうなってもいいからコロナを抑えろ」と暴論を振り回す医者(臨床医というより専門家、研究者に多い印象)がたくさんいるのも事実です。その視点には経済の破綻で死ぬ人、自由を奪われて自殺する子供などない。集団自決を一般人に強要したとされる沖縄のようです。
無知な国民を煽るメディア、それに乗じる軍部
やっと勝てた日露戦争。しかし実はロシアでは革命が起きそうになって仕方なく講和に応じたわけで、日本も戦費が嵩んで破綻寸前だった。交渉にあたった小村寿太郎は朝鮮半島における権益、ロシア領であった樺太の南半分、、またロシアが清国から受領していた大連と旅順の租借権、東清鉄道の旅順 – 長春間支線の租借権もぶんどって帰ったのに、軍と民衆は「戦争に勝ったのにそれだけで戻って来たのか」と激怒。
破綻寸前の国の経済が分からない愚民や軍。まさにコロナ禍のいまと被る。国民はやっとの思いで日露戦争に勝利してボロボロだったのを知らず、もっと戦争を続けろとまでいうし、軍部も同様に我々がもぎ取った勝利を安売りしやがってと糾弾する。それを煽り立てる新聞。
現実的にみて、日本政府の立場からは講和交渉の結果は成功を収めたといえたが、日本の民衆には条約内容に不満をもつ者も多かった。日露戦争で多くの負担を強いられてきた民衆の怒りは日比谷焼き討ち事件として爆発し、当日の参加者のなかには「小村を斬首せよ」と叫ぶ者もあったという。条約に不満をいだく人びとのなかには、小村の家族を脅迫したり、襲撃しようとしたりする者さえあった。
Wikipediaより まさにコロナ脳と同じ戦争脳です。
分析やデータを見ずに精神論で勝てる!!
そもそも物量で圧倒的に差があり、常識で考えれば勝てる訳の無い戦いに精神論で挑んだのは、国民に押された軍部であった。国民は戦争の専門家である軍部が「勝てる」と言えばそのまま信じた。ちょうど、感染症の専門家が「コロナを0にして押さえ込める」というのを丸呑みしているように。
だいたいコロナを0に出来るなら、年間3万人死ぬ肺炎球菌やインフルエンザも結核もとっくに0にしていなくてはいけない。交通事故だって0にしていなければならない。常識的に考えれば出来る訳の無いこと。コロナをゼロにすると感染症専門家が簡単に言うのは圧倒的な物量と資源を誇るアメリカに戦争で勝つと軍部が言うのと同じ事である。しかし無知な国民は「専門家の言うことに間違いない」としてそれを丸呑みしてしまうのだ。
メディアが専門家を使って煽る構図
今テレビを見ていると、戦前や戦時下に新聞やラジオで軍人が出てやったことと同じ事を、医者という専門家がしているのがわかる。
C国は徹底的に叩き潰すべき
ゼロコロナですな。
C国は100年に一度の敵
東京医師会の会長さんがラジオで
国民が耐えて耐え抜いて勝利を勝ち取るしかない
これはテレビでみんないいます。気のたるみ
国民総動員で闘うべき
これもね。
C国はまた秘密兵器を開発した
変異株で煽る煽る・・・・・ww
こちらも新兵器を開発するまでが辛抱
ワクチン推しに必死。英の1/27しか死んでないのにそこまで慌てる?
若者は犠牲になって死んでもしかたない
子供の自殺や若い女性の自殺が爆発していることには一切触れない。とにかくコロナ(戦争)に勝つことが最優先
大事なのはシビリアンコントロール
日本は太平洋戦争でたいへんな深手を負いました。アホな国民が連合国相手に精神論で勝てると思い込み、メディアがそれを煽り、専門家である軍部が権限を持って政治に介入した。最後には政治自体を軍人が行うようになった。いまの日本はまるで同じです。
帝国軍人にはデータ分析が理解できない。経済も分からない。10カ年計画も立てられない。できるのは「戦闘に勝つ」立案をすることだけ。それも実際にはほとんどが精神論で非現実なものばかり。
しかし今も同様です。「経済を1回殺してもコロナを叩いた方が結局得だ」という専門家は、いったいどれだけの損害が出て、何年かかって復活して(または本当に復活できるのか)も考えない。考えるのは目の前のC国と戦うことだけである。勝つことまでは考えていない。戦うことしか考えていないのである。そして勝てる確信もない。勝てなくても頑張ったらそれでいいと言う風にも見える。B29突いても効果のない竹槍はせいぜい時短と自粛。付き合わされるほうはたまったもんじゃない。
なんのために政治家がいるのか。どうして軍部を抑えるためにシビリアンコントロールをしているのか。ところが今の厚労相は単なる軍部(専門家)の言いなりでまるでPostPetです。首長も総理も「専門家と相談して」といいながら言うなりである。シビリアンコントロールが全く機能していない。
国民の幸せはコロナと戦うことで国を焦土にすることか
欧米の数十分の1しか死なない疾病にそこまで総力を掛けて国の将来を真っ暗にするのか。
今必要なのはシビリアンコントロールです!!
繰り返すと医者といっても臨床医には実にしっかりした現実的な考えの人も多い。専門家、研究者に軍人風が多い印象を受ける。戦前の大本営という感じです。現場の軍人は現実的で優秀だったが、大本営がダメだった的な印象と重なります。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2021年3月16日の記事より転載させていただきました
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