大阪市立大と岩田先生の神戸大学の抗体検査から推測する新型コロナの致死率

2020年05月02日 20:00

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大阪市立大学の抗体検査からも日本のコロナの致死率はインフルよりずっと低い


“実際のコロナ感染者数は相当多いか”抗体検査で大阪市立大学

研究グループがこの抗体検査の方法を使って先月下旬の2日間、大阪市立大学附属病院の外来を受診した無作為に選んだ新型コロナウイルス以外の患者312人の抗体を調べたところ、およそ1%にあたる3人から抗体が検出されたということです。

いままで公表されたものは慶応大学病院の6%というのがあったが、こちらは1%。母数が少ないので1人増えたり減ったりするとだいぶん変わるがとりあえず試算してみよう。大阪市立大附属病院には大阪府の人しか来ない前提にするしかないが・・・

まず大阪府の新規感染者推移

実効再生産数(感染性の指標, Rt)の変化を示しています。この値は、1人の感染者が何人に感染させるかということで大阪は0.4でかなり押さえられた。

大阪府の人口 882.3万
推定感染者数 8.82万

現在判明している大阪府の感染者数 1639人
死者数 39人

つまり、88200÷1639=53.8倍の感染者が実際にはいるわけです。

そうなると致死率は
39÷88200=0.04%!!

インフルやはしかの致死率0.1%の半分以下!!!

もうね。指定感染症外してインフルエンザと同じ扱いにするべき。そしたら医療崩壊もなくなる。専門家会議のメンバーも多く所属する日本感染症学会もそう言ってます。期限が来てYahoo!ニュースは削除されましたけど

日本感染症学会と日本感染環境学会は、感染症診療のあり方を変えていく必要があるとして、診療に携わる臨床現場などに向けて「新型コロナウイルス感染症に対する臨床対応の考え方」を発表した。ポイントの一つが、軽症の患者に対してはPCR検査を勧めていないことだ。さらに、医療崩壊を防ぐために重症患者の治療に特化することを提言している。

インフルエンザ単体では年間2000人以上。合併症も含めると10000人が亡くなっている。抗体がないので最悪インフルエンザくらいの死者は出る可能性があるが、だったら永遠に自粛だと言う人がいて驚いた。もしそうならインフルエンザが流行する秋から冬までは経済活動を止めないといけない。みんな死にます。

クルーズ船に乗り込んだ岩田先生のレポートも出ました

そして出ました。岩田先生の神戸大学レポート
ちゃんと本も買って読みました。

レポートは英語です。
Estimation of seroprevalence of novel coronavirus disease (COVID-19) using preserved serum at an outpatient setting in Kobe, Japan: A cross-sectional study.

2020年3月31日から2020年4月7日まで診療所に通院した外来患者の年齢から、1,000人の年齢と性別で層別化した1,000サンプルを使用した。結果1,000の血清サンプルで33の陽性IgGがありました(3.3%、95%CI:2.3-4.6%)。

大病院に来訪した人という偏差はあるがサンプル数は1000でいままでで一番多い。b4qe
そのまんまの値が1000人中33人=3.3%、神戸市の人口分布で調整した値が2.7%です。検査キットはクラボウのを使用。

これをまんま神戸市に当てはめるとどうなるか

この数字を神戸市の国勢調査(人口:1,518,870)に当てはめると、IgG陽性の人の数は50,123人と推定されています(95%CI:34,934-69,868)。年齢と性別による陽性の有病率は2.7%(95%CI 1.8-3.9%)で、IgG陽性の推定人数は40,999人(95%CI:27,333-59,221)でした。これらの数は、神戸市でのPCR検査で確認された症例の396〜858倍でした。

まず、コロナってほとんど自覚症状がない、ほとんど無症状って事がコレでわかりますよね。PCR検査で確認された症例の396〜858倍も陽性がいたのならそのほとんどは熱が出ないか出てもすぐ下がった程度で気づきもしなかった。
アメリカの調査では96%が無症状というのがあるが、ほとんどの人にとっては感染した認識もない。

神戸市の死者数は

なので神戸市の新型コロナの致死率

4÷40,999= 0.009%!!!

0.009%!!!!
ちなみにNYは0.5%、カリフォルニアで0.2%くらいです

日本中で4000万人が感染しても死者数3900人・・・・・

 

まあ、結核と似たようなもんだ・・・・

NYの感染率14%と慶応病院のコロナ外患者の感染率6%の意味が分からない皆さんへ

のエントリーの中で、岩田先生は「致死率は問題ではない。死者の絶対数が問題」とおっしゃっていてそれは医者の視点では完全に正しいのです。しかし我々一般人はそれよりアメリカみたいに5000万人が失業して路頭に迷う方がよほど恐ろしい。

バブル崩壊の時のようにいきなり自殺者が10000人/年、行方不明が20000人/年も増えてそれがずっと続くとか勘弁して欲しいわけです。

なので、致死率の推測がはっきり出てきた今、この推測値をはっきり伝えるべき。
テレビは悲惨な患者の様子ばかりを報道して、無症状で飯ウマで退院してきた人の話は一切報道しない。
こうした抗体検査の結果で、罹ったら絶対に死ぬような病気ではないことがわかれば、コロナ脳のみなさんももっとおちつくはずだし、失業者を1000万人以上出してまで戦う相手なのか判断できます。

いまの方式は、

東京のどこかに潜んだ犯罪集団を水爆落としてぶち殺す

みたいなやり方だと思います。
明日は昨日の専門家会議の発表をかみ砕いて解説したいと思います。

わたしの愛読書の1つがKindleの月替わりセールに登場


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2020年5月2日の記事より転載させていただきました。

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