今週のアップデート=原子力規制委改革(2016年12月9日)
アゴラ研究所の運営するエネルギーのバーチャルシンクタンク、GEPRはサイトを更新しました。
今週のアップデート
アゴラは12月に農業シンポジウムを行います。石破茂自民党衆議院議員が出席します。詳細はこのお知らせ記事をご確認ください。
2)原発は本当に安全になっているのか?【原子力規制委員会を改革せよ1】
原子力規制委員会の問題を取り上げます。来年、原子力規制委員長の交代があります。違法行為、審査の混乱、国富の流失など、アゴラ・GEPRが発足時点から指摘した問題は何も解決していません。問題を整理しました。
3)原発立地地域への配慮を−滝波議員【原子力規制委員会を改革せよ2】
原発立地県福井選出の滝波議員のインタビューです。福井に一度も訪れず、要望も聞かない田中俊一規制委委員長。地元に不信が強まっています。
4)審査に欠ける科学的、技術的な視点−浜野議員【原子力規制委員会を改革せよ3】
電力会社出身の浜野議員のインタビューです。専門家の意見を聞かず、混乱のみが現場で起こっているという指摘です。
今週のリンク
1 )迷走する原発事故の賠償・廃炉費用の負担 無責任体制を断ち切り原発を「一時国有化」せよ
JBPress11 月25日。池田信夫氏寄稿。東電問題をめぐる解決策。
2)福島廃炉、国が長期関与−経産省東電委 柏崎など、再稼働へ他社に協力要請
日本経済新聞12月5日記事。東電の支援の方向が少しずつ固まっています。他者の支援、国の負担の増加、電力料金への上乗せが検討されています。
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東日本大震災で事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所を5月24日に取材した。危機的な状況との印象が社会に広がったままだ。ところが今では現地は片付けられ放射線量も低下して、平日は6000人が粛々と安全に働く巨大な工事現場となっていた。「危機対応」という修羅場から、計画を立ててそれを実行する「平常作業」の場に移りつつある。そして放射性物質がさらに拡散する可能性は減っている。大きな危機は去ったのだ。
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