今週のアップデート - 福島産イノシシ肉から食の安全を考える(2014年12月22日)
アゴラ研究所の運営するエネルギーのバーチャルシンクタンクGEPR(グローバルエナジー・ポリシーリサーチ)はサイトを更新しました。
今週のアップデート
GEPR編集者のジャーナリスト、石井孝明のルポです。食べることでの体験、そして、福島の食の規制の矛盾をまとめました。
2) シェール革命、可能性とリスクにどう向き合うか【エネ庁部長インタビュー】
シェールガス革命が起こっています。これを日本のエネ庁は期待と同時に、リスクの警戒も始めています。エネ庁の住田孝之部長にインタビューをしました。
今週のリンク
1)再生可能エネルギーの最大限導入に向けた固定価格買取制度の運用見直し等について
経産省・資源エネルギー庁12月18日公表。再エネが増えすぎて混乱が生じたことの対応策です。制度の抜本的見直しには踏み込まなかったものの、新規の再エネへの補助金の制限、接続の見直しなどの取り組みを打ち出しています。
日本経済新聞、12月20日記事。福島原発事故で、事故直後に崩壊が懸念された4号炉の燃料取り出しが完了しました。廃炉作業が進んでいます。
東京電力ホームページ。22日時点で作業完了の更新はされていませんが、4号炉の状況を解説しています。
4)出光、昭和シェル買収へ交渉 TOB5000億円規模、首位JX追う
日本経済新聞12月20日記事。国内2位の石油元売りの出光興産が、同5位の昭和シェル石油にTOB(株式公開買い付けによる買収)を実施する意向を表明。国内の需要伸び悩みを背景に15年は石油業界の再編の可能性があります。
WNN(ワールドニュークリアニュース・米国専門誌)、12月19日記事。中国初のFBR(高速増殖炉)の実験炉が、12月15日最大出力運転を開始しました。65万キロワットです。日本の研究停滞で、また他国に先を越されました。ロシアはFRBの商業運転を開始しています。
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こうしたチェルノブイリ事故の立ち入り制限区域で自主的に帰宅する帰還者は「サマショール」(ロシア語で「自ら住む人」という意味)と呼ばれている。欧米を中心に、チェルノブイリ近郊は「生命が死に絶えた危険な場所」と、現実からかけ離れたイメージが広がっている。サマショールの存在は最近、西欧諸国に知られたようで、それは驚きを持って伝えられた。
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言論アリーナ「風評被害はどうすればなくなるのか」を公開しました。 ほかの番組はこちらから。 福島第一原発事故から7年たちますが、いまだに構内に貯水された100万トンの水が処理できません。 「風評被害」が理由です。こう
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14年10 月28日公開。モーリー・ロバートソン(作家、DJ)、池田信夫(アゴラ研究所所長)。福島の現状について、海外でどのように受け止められているかをまとめた。(大半が英語)
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東日本大震災からはや1年が経過した。昨年の今頃は首都圏では計画停電が実施され、スーパーの陳列棚からはミネラルウォーターが姿を消していた。その頃のことを思い返すと、現在は、少なくとも首都圏においては随分と落ち着きを取り戻した感がある。とはいえ、まだまだ震災後遺症は続いているようだ。
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【記事のポイント】1・現実的な目標値として、中西氏は除染目標を、年5mSvと提案した。2・当初計画でも一人当たり5000万円かかる。コスパが良くない。さらに年1mSvまで下げるとなると、その費用は相当高くなるだけでなく、技術的限界を超える。3・日本政府の示す被ばく線量は、実際よりも高く計測されている。
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